雨は誰かの涙ですか？僕自身！？

雨の日の夜、Ｙさんの家で会っていた。いつも通りＹさんが作った料理を食べてちょっとお酒を飲んで、そのあと僕が食器を洗いＹさんがふいて片付けてと見慣れた光景が続いた。最後の一枚を洗い終わった時だった。Ｙさんが「ねぇＭ、Ｆちゃんのことどう思ってるの？」とストレートに攻めてきた。僕は予想外の攻撃にたじろいでしまった。「んん？どうって？会社の後輩だよ…」Ｙさんはそれ以上は聞いてこなかった。僕はＹさんと目をあわせられなくて苦し紛れに後ろから抱きしめることしかできなかった。